2006年02月18日

「システム設計の考え方」 −(ジャンル:SE本)−

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オススメ度: 満月満月満月満月新月

若手SE向けに、システム開発の上流工程である「システム企画」から「基本設計」までを重点的にまとめ、説明した本です。

SEの行う作業だけでなく、ユーザ企業の内部で行われている作業や、その時々のポイントについても著者の経験も踏まえ記述されていますので、お客様(ユーザ企業)の考え方を理解する上で役に立つと思います。
また、上流工程に携わる機会の少ないと思われる若手SEにとっては、上流工程でどのようなことが行われているのかを知ることは自分の仕事の質を高める上でも重要ですので、一読の価値があると思います。

各工程ごとに必要なドキュメントや作業を網羅して記述するだけでなく、具体的な例(簡単なものですが)も合わせて記述されているため、読みやすいです。
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2006年02月08日

「SEを極める50の鉄則」 −(ジャンル:SE本)

SEを極める50の鉄則.jpg
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オススメ度 満月満月満月満月満月

日経コンピュータにて連載していた「SEのあるべき姿」を書いた同名の記事を、一冊の本にまとめたものです。
この本をヒットがきっかけとなり、出版当時はあまり見受けられなかった「SE本」が増えていったように思います。

著者「馬場史郎」さんは、IBMでSEとして働いていた時に、自らの経験を後輩のSEマネージャーに伝えるため作成した小冊子を作成したそうです。
その小冊子がIBM内で好評だったため、日経コンピュータからお声がかかり、連載記事を書き始めたそうです。

「迷ったときの判断基準は顧客が51、会社が49」
「顧客と自社に強い(1目置かれる)SEになれ」

などなど、SEの本質や、顧客やベンダーとの関係について、著者の経験から語っています。
30年間、SEとして様々な経験をされてきた著者の結論を読むことは、今後SEとして働いていく際に1つの大きな判断基準となると思います。
これからSEになる方にはぜひ読んで頂きたい本です。
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2006年02月06日

「SEで成功する人 ただのSEで終わる人」 −(ジャンル:SE本)−

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オススメ度 満月満月満月満月新月

IT業界でITコンサルとして働く著者が、急激に変化するIT業界の中で成功するための秘訣をまとめた本です。

著者は、SE業界の人材には今後「ITキャリア・クライシス(自己のスキルを差別化できず、年収が降下するリスク)」が発生するであろうと指摘しています。
その根拠は以下の通りです。

@ユーザー企業のIT投資判断は非常に厳しくなってきている。また、今後のIT投資対象のトレンドは「アウトソーシング」に向かうと予想されている

A「アウトソーシング」はユーザー企業のコスト削減が主な目的のため、IT企業が提供できる付加価値が少なく、値下げ要求が高まる

BIT企業の収益が下がれば、当然、IT人材の給与を下げるなどの合理化を図ることが予想される

ただ、ここで一律で給与を下げるのではなく、給与が下がることにより優秀な人材が流出しないように「業績に応じた年収格差をつける」ことになるだろう、と述べています。
IT業界にいる方なら、所属している会社がここ数年で能力重視の賃金体系に変わった方も多いのではないかと思います。

上記の状況でSEとして成功する秘訣として、著者は「アナログ技術の重要」を訴えています。今後は、お客様のより近くでニーズを把握する必要があり、かつ多くのSE技術者がなるプロジェクトマネージャーには「アナログ技術」が必要不可欠だからです。
多くの失敗プロジェクトが、お客様とのコミュニケーション不足による認識ギャップや、信頼感喪失によるものであることは、私を含め、多くの方が感じていることでしょう。失敗プロジェクトをまとめた多くの本でも指摘されていることです。
また、この本では「アナログ技術」習得方法についても7つの成功法則として具体例を示しています。

全体としては、広く浅く、という感が否めないところもありますが、内容は納得のいくところが多く、読んで損のない一冊であると思います。
また、文字数も多くないので、気軽に読めると思います。

最後に、著者はSEから「上流工程を学びたい」という動機で「ITコンサル」を目指すことはお勧めできないと述べています。
もし、上記のような希望をお持ちの方は一読をお勧めします。
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2006年02月05日

「システム障害はなぜ起きたか−みずほの教訓−」 −(ジャンル:SE本)−

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オススメ度 満月満月満月満月満月

2002年4月に発生した「みずほフィナンシャルグループ」の有名なシステム障害について、なぜ発生してしまったのかが詳細に記載されている本です。

合併する3行(第一勧銀、富士銀行、日本興業銀行)のシステムを統合するにあたり、各銀行のシステムを担当していたベンダーシステム子会社が、自らの仕事がなくなる危機感から不毛な論争を繰り返したこと。
その結果としてシステム開発に着手する時期が遅れ、また人間関係の悪化を生み、プロジェクトが迷走していったことが、具体的なベンダー名なども出しつつ、詳細に記述されています。

また、各銀行の経営陣が「システムの重要性」を軽視していたことも浮き彫りにし、それこそが根本的な原因の1つであるとも指摘しています。

このシステム障害は、世の中に「いかにIT技術が世の中に浸透しているか」を実感させ、また「その信頼性がいかに重要か」を身にしみさせた事件だったと思います。
特に、金融系のシステムに携わっている方や、大規模なシステムに携わっている方は、一読の価値があると思います。
また、「日経コンピュータ」という雑誌に「動かないコンピュータ」という有名な連載記事がありますが、そちらが好きな方にもオススメです。
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2006年02月03日

「プログラムはなぜ動くのか」 −(ジャンル:SE本)−

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オススメ度 満月満月満月満月新月

プログラムが動く「仕組み」を非常に分かりやすく説明した本です。(「日経ソフトウエア」という雑誌で連載されていた内容をまとめた本です)
図解入りで使われている言葉も非常に易しく、プログラミング言語を知らない人でも読める本になっています。

SEという職種に対する考え方として、「SEの役目はシステムを設計することであり、プログラムの知識は必要ない。プログラムはプログラマーが書くものだ」という考え方があります。
しかし、例えば「レーシングドライバー」はドライビングスキルだけを磨けば一流でしょうか?
当たり前のことながら、車の仕組み(アクセルを踏むとエンジンが回転するため前進する。エンジンは「吸気→圧縮→燃焼→排気」の繰り返しにより回転する、など)を知っておく必要があるでしょう。
知らなければ車が遅いときに「なぜこんなに車が遅いんだ!」と叫ぶことしかできません。

これからSEを目指す方には非常にオススメの本ですし、プログラムの仕組みを知ってみたい方は、ぜひ手にとってみて下さい。
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