2006年02月05日

「システム障害はなぜ起きたか−みずほの教訓−」 −(ジャンル:SE本)−

システム障害はなぜ起きたか.jpg
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オススメ度 満月満月満月満月満月

2002年4月に発生した「みずほフィナンシャルグループ」の有名なシステム障害について、なぜ発生してしまったのかが詳細に記載されている本です。

合併する3行(第一勧銀、富士銀行、日本興業銀行)のシステムを統合するにあたり、各銀行のシステムを担当していたベンダーシステム子会社が、自らの仕事がなくなる危機感から不毛な論争を繰り返したこと。
その結果としてシステム開発に着手する時期が遅れ、また人間関係の悪化を生み、プロジェクトが迷走していったことが、具体的なベンダー名なども出しつつ、詳細に記述されています。

また、各銀行の経営陣が「システムの重要性」を軽視していたことも浮き彫りにし、それこそが根本的な原因の1つであるとも指摘しています。

このシステム障害は、世の中に「いかにIT技術が世の中に浸透しているか」を実感させ、また「その信頼性がいかに重要か」を身にしみさせた事件だったと思います。
特に、金融系のシステムに携わっている方や、大規模なシステムに携わっている方は、一読の価値があると思います。
また、「日経コンピュータ」という雑誌に「動かないコンピュータ」という有名な連載記事がありますが、そちらが好きな方にもオススメです。
posted by レトリバー at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | SE本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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